【介護情報】3分でわかる!「介護福祉士実務者研修」とは?
2022.04.04掲載
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介護職員としての資格である「介護福祉士実務者研修」
初任者研修だけでなく、さらに実務者研修を目指すとよいのはなぜでしょうか?

そもそも実務者研修とは?
受講するにはどうすればいいの?
取得するメリットとは?

早速解説していきます! 


◆実務者研修とは?

  実務者研修とは、幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の習得を目標としている研修です。介護職員初任者研修からランクアップした内容で、国家資格である「介護福祉士」へのキャリアアップのためには、必須の資格でもあります。
 カリキュラムは、通常20科目あり、受講時間にすると450時間にも及びます。カリキュラムの内容は「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」、「医療的ケア」の4つに大きく分けられ、「医療的ケア」は喀痰吸引や経管栄養などについて実技を通して学んでいき、一定の条件のもとで医療的ケアの実施が可能となります。

 

◆受講するには?
 初任者研修と同じく、受講するための要件はとくになく、誰でも受講することが可能です。
 しかし、介護における基本的な知識やスキルが身についていることを前提としたカリキュラムなので、無資格・未経験の方は、まず初任者研修から受講することをおすすめします。介護職員初任者研修などの保有している資格によっては免除されるカリキュラムもあるので、受講前に確認しておくことをおすすめします。

◆実務者研修取得のメリットは?

 実務者研修は、介護福祉士の受験要件のひとつです。実務者研修を修了することで介護福祉士試験の受験資格をクリアできるため、これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
 介護職員初任者研修を修了すれば、介護の基本的なことは学べるため、仕事をする上では問題がないと考える人もいるかもしれませんが、さらに専門性を高めることで、将来の仕事の可能性が広がっていきます。

 また実務者研修を修了することで、実務経験の有無に関係なく訪問介護事業所で「サービス提供責任者」として働くことができます。サービス提供責任者は介護サービスのコーディネーター的役割を果たしており、レベルの高い知識とスキルを備えた人材でなければ務まりません。
 また、サービス提供責任者のポジションを担える人材の供給は圧倒的に不足していることから、実務者研修修了者は高く評価してもらえるでしょう。


 
 実務者研修を取得することで、キャリアアップができる上に自分の市場価値を高めることができるので、メリットは非常に大きいです。
 「介護福祉」をはじめとした将来の仕事の可能性が広がっていきます。介護業界は慢性的に人材不足の状況にあり、実務者研修修了者は高く評価してもらえるので、興味がある方はぜひ実務者研修の受講を検討してみてください!

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