【介護情報】福祉業界で働く―伸ばしておきたい「2つの力」とは?
2022.03.21掲載
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介護・看護・保育求人のヒューマンステイです。

誰かの役に立つ仕事がしたい。
困っている人を助けたい。

福祉業界への就職・転職を考える人の中には、このような強い思いや使命感を抱いている人も多いのではないでしょうか。
それはこの先仕事をしていく中で、たとえ何か辛いことがあったとしても、きっと前向きに仕事に向き合っていく原動力となるはずです。

そんな「献身的」なイメージのある福祉業界。
専門的な知識や技術を身に着ける必要があるのはもちろんですが、その他にどのような適性が求められるのでしょうか。
今回は、福祉業界で働くにあたって伸ばしておきたい「2つの力」をご紹介していきます。

 


 
◆コミュニケーション力

 一口に「福祉業界」と言ってもその職種は様々ありますが、どんな職種でも求められるのがコミュニケーション力です。例えば、社会福祉士のように日常生活での相談に対応する仕事の場合、まずはその内容を聞くところから始まります。

 相談者の抱える事情やニーズはそれぞれ異なりますし、流暢に状況を説明できる人もいれば、難しい人もいます。そのため、ただ表面的に話を聞くのではなく、相談者としっかりコミュニケーションをとりながら信頼関係を築き、取り巻く環境やどんなニーズがあるのかを注意深く読み取る力が求められます。

 介護の現場でも同様に、被介護者の必要とすることは人それぞれです。共感する気持ちを持ちながら、同じ目線に立ってお互いに信頼関係を築いていく必要がありますし、被介護者だけでなくその家族が求めていることも日頃のやり取りを通して汲み取っていくことも大切です。  

 思い通りに身体が動かないことでつい感情的になってしまったり、心を開くまでに時間を要する人もいれば、自分の話をとにかく聞いて欲しいというタイプの人もいるでしょう。そのため、一人一人にどのようなアプローチが有効かを見定めながら接し方を工夫していくことが求められます。


調整力 

 福祉業界の仕事では、「一人で」「ひとつの現場で」問題を解決するというよりは、職場の仲間や各関係機関などと、様々な場面での連携を求められることが多くあります。例えば社会福祉士の業務では、相談者のニーズに応じて適した福祉サービスを紹介する役割もあるため、関係各所と連携を取りながら橋渡しを行っていくことが求められます。

 また、ケアマネージャーのように被介護者やその家族が適切な介護サービスを受けられるよう相談に応じる業務では、被介護者の状況に応じた事業所を探し出し利用へと繋げていく役割も担います。時には、事業所の利用者の要望等を代弁して伝えたりすることも珍しくありません。このように、相談者や被介護者の状況に応じて関係各所に繋げたり、問題を解決するために密接に連絡を取りながら調整していく力が求められます。

 

◆何よりも「人間が好き」であること

 いかがでしたか?「人に寄り添う」ことの求められる福祉業界。どんなスキルが必要か、身に着けておくべきことを考えていくと焦ってしまうかもしれませんが、まずは働くにあたりこのような力を意識しておくと、よりスムーズなスタートを切れそうですよね。

 「商品が売れた」「数字が伸びた」等、明確な指標がある職種とは異なり、「人間相手」である以上、分かりやすい正解もなければ、すぐに結果が出るわけでもありません。良かれと思ってやったことが返って裏目に出てしまったり、自分の発言が意図しない形で伝わってしまうこともあるでしょう。

 人間相手だからこそ、臨機応援に動かなくてはならない場面にも多く遭遇するはずです。そのような、人と人とのやり取りだからこそ生まれる状況を楽しめる気持ちが根底にあることが、きっと何よりも大切だといえるのではないでしょうか。

  


 様々な政府の制度整備によって、近年介護業界の労働環境は改善されてきています。これからもさらにベースアップされていくことでしょう。そのように労働に見合った給与をもらえるようになることで、今まで畑違いの業界で働いていた人たちが介護職へ転職するのを促すことにつながっていくでしょう。

 介護職を始めたい方、介護に携わり悩みのある方、ぜひヒューマンステイ担当者にご相談下さい!どんな些細な事でも相談大歓迎です。

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