介護・看護・保育の「履歴書完全ガイド」|2月応募前に押さえる書き方
2026.02.13掲載
履歴書の書き方お役立ち情報

2月、「履歴書と向き合うのが少し怖くなる時期に」

2月に入ると、介護・看護・保育の仕事を探している多くの人が、
少しずつ「次の一歩」を意識し始めます。

施設見学を終えた人。
いくつか求人を比較している人。
「ここなら良さそうかもしれない」と感じる職場に出会った人。

そうした中で、
ふと頭に浮かぶのが履歴書という存在です。

「そろそろ書かないといけないな」
「でも、何から書けばいいんだろう」
「久しぶりすぎて、正解がわからない」

履歴書に向き合うタイミングは、
期待よりも先に、不安が立ち上がってくることが少なくありません。

特に、介護・看護・保育の仕事を目指す方の中には、
・ブランクがある
・パートや派遣の経験が多い
・転職回数が気になっている
という方も多くいます。

「こんな経歴でも大丈夫かな」
「ちゃんと評価してもらえるのかな」

そう感じるのは、とても自然なことです。

2月は、
「まだ時間があるようで、実はそうでもない」
そんな微妙な時期でもあります。

4月入職を視野に入れる人も増え、
求人情報も具体的に見え始める一方で、
履歴書という“形に残るもの”を書く段階になると、
急に手が止まってしまうのです。


履歴書は「うまく書くもの」ではありません

最初にお伝えしたいのは、
履歴書は上手に書くためのものではないということです。

見栄えのいい言葉や、
立派な志望動機が求められているわけではありません。

介護・看護・保育の現場が履歴書から知りたいのは、
・どんな経験をしてきた人なのか
・どんな姿勢で仕事と向き合ってきたのか
・どんな思いで応募してくれたのか

そうした、ごく基本的なことです。

にもかかわらず、
履歴書を書く段階になると、
「評価される書類」
「減点されないための書類」
のように感じてしまい、
必要以上に身構えてしまう人が多いのです。

結果として、
・書き直しを繰り返して進まない
・ネットの例文を見すぎて混乱する
・結局、提出が遅れてしまう

そんなことも起こりがちです。


2月に履歴書を書く人に多い3つの不安

この時期に履歴書を書こうとしている人には、
共通する不安があります。

一つ目は、
「今さら基本を聞けない」という不安

書き方のルールや表現について、
誰かに確認するのが気恥ずかしく感じてしまうのです。

二つ目は、
「経歴に自信が持てない」という不安

ブランクや職場変更が多いことを、
どう書けばいいのかわからず、
つい手が止まってしまいます。

三つ目は、
「これで本当に伝わるのか」という不安

自分の気持ちや人柄が、
紙一枚で伝わるのかどうか。
その不安は、誰にでもあります。

この記事は、
そうした不安を「消す」ためのものではありません。
不安があっても、安心して書き進められる状態
つくるための記事です。


このお役立ち記事でお伝えしたいこと

この記事では、
履歴書を「選考のための書類」としてではなく、
自分を説明するためのツールとして捉え直していきます。

・特別なテクニックは必要ありません
・立派な言葉もいりません
・今のあなたの状態で大丈夫です

介護・看護・保育の現場に向けて、
誠実に、無理なく書くための考え方を、
順を追って整理していきます。

2月というこの時期だからこそ、
焦らず、比べすぎず、
一歩ずつ準備を進めていきましょう。

この先の章では、
履歴書の基本欄から志望動機まで、
「これでいいんだ」と思えるポイントを、
具体的に解説していきます。

まずは、
履歴書を書くことへのハードルを、
少しだけ下げるところから始めてみてください。

1.介護・看護・保育の履歴書は「特別な書き方」をしなくていい

履歴書を書くとなると、
「介護・看護・保育は専門職だから、何か特別な書き方があるのでは」
と感じる人は少なくありません。

しかし結論から言うと、
特別な書き方は必要ありません。

履歴書の基本構成は、
どの業種であっても大きくは変わらないものです。
学歴、職歴、資格、志望動機、本人希望欄。
まずは、この基本を丁寧に埋めることが何より大切です。

むしろ、
「専門職だから」と気負いすぎてしまうことで、
履歴書が書きづらくなってしまうケースの方が多いのです。


現場が履歴書で見ているのは「完璧さ」ではない

介護施設、病院、保育施設の採用担当者が、
履歴書を見て最初に確認しているのは、
驚くほどシンプルな点です。

・この人は、どんな経歴を歩んできたのか
・働き方に大きな無理はなさそうか
・誠実に仕事と向き合ってきた人か

決して、
「どれだけ上手な文章を書けるか」
「専門用語を使いこなしているか」
といった点ばかりを見ているわけではありません。

現場は慢性的に人手不足であることも多く、
採用の場では、
「一緒に働くイメージが持てるか」
が何よりも重視されます。

そのため、
背伸びをした表現や、
実際の自分とかけ離れた内容は、
かえって違和感として伝わってしまうこともあります。


「ちゃんとしている履歴書」は基本が整っている

介護・看護・保育の履歴書で評価されやすいのは、
派手さのある内容ではなく、
基本が丁寧に整っている履歴書です。

例えば、
・日付や年号が揃っている
・空欄がなく、必要な情報が書かれている
・文字が読みやすく、雑な印象がない

こうした点は、
そのまま仕事ぶりのイメージにつながります。

現場では、
記録を書く、連絡をする、報告をする、
といった「丁寧さ」が日常的に求められます。

履歴書の書き方から、
そうした姿勢が自然と伝わるのです。


経験が浅くても、無理に盛らなくていい

「経験が少ないから、アピールできることがない」
そう感じている方も多いでしょう。

ですが、
経験の長さだけが評価軸ではありません。

・学ぶ姿勢があるか
・現場でのルールを守れるか
・人と関わる仕事に向き合おうとしているか

こうした点は、
履歴書の端々から伝わります。

経験が浅い場合は、
無理に大きな実績を書く必要はありません。
正直に、丁寧に、
今の自分の状態を書けば大丈夫です。


ブランクや転職回数があっても問題ない

介護・看護・保育の分野では、
ブランクや転職回数があること自体は、
珍しいことではありません。

出産・育児、家族の介護、体調面の理由など、
事情は人それぞれです。

大切なのは、
それをどう書くかではなく、
どう向き合ってきたかです。

無理に隠したり、
曖昧にしたりする必要はありません。

事実をそのまま記載し、
次の章で触れる志望動機などで、
今の気持ちを伝えれば十分です。


「普通に書く」は、実は一番難しくて一番強い

履歴書を書くとき、
「普通に書く」という言葉は、
とても曖昧に感じられるかもしれません。

しかし、
誠実に、丁寧に、事実を整理して書くことは、
実は一番難しく、
そして一番伝わる方法でもあります。

特別なテクニックは必要ありません。
まずは、
「特別なことをしなくていい」
という安心感を持って、
履歴書に向き合ってみてください。

2.写真・学歴・職歴|「基本欄」で差がつくポイント

履歴書を書くとき、
多くの人が時間をかけるのは志望動機や自己PRです。
一方で、
写真、学歴、職歴といった「基本欄」は、
つい形式的に埋めてしまいがちです。

しかし実際には、
介護・看護・保育の現場では、
この基本欄から受ける印象がとても大きいのです。

なぜなら、
ここには「その人の普段の姿勢」が表れやすいからです。


写真|評価されるのは「人柄」と「安心感」

履歴書の写真というと、
「きれいに写っているか」
「若く見えるか」
を気にする人が多いかもしれません。

ですが、
介護・看護・保育の現場で見られているのは、
清潔感と安心感です。

良い例

  • 白や淡い色の服装

  • 表情はやわらかく、自然な笑顔

  • 髪型は顔がはっきり見える

避けたい例

  • 暗すぎる表情

  • ラフすぎる服装

  • 影が強く、表情が見えにくい写真

写真館で撮る必要はありませんが、
スマートフォンで撮る場合でも、
壁の前で明るい場所を選び、
第三者に撮ってもらうと印象が安定します。


学歴|省略せず、事実を丁寧に

学歴欄は、
特別なアピールをする場所ではありません。

大切なのは、
省略せず、正確に書くことです。

記載例

  • 2008年4月 〇〇高等学校 入学

  • 2011年3月 〇〇高等学校 卒業

専門学校や短大、大学の場合も、
学科名まできちんと記載しましょう。

学歴が仕事に直結しない場合でも、
採用側は
「きちんと情報を整理できる人か」
を見ています。


職歴|パート・派遣も正直に書く

職歴欄で悩む人が一番多いのが、
パート、派遣、短期就労の扱いです。

結論から言うと、
すべて記載して問題ありません。

記載例(介護)

  • 2015年4月 〇〇デイサービス 入社(パート)

  • 2019年3月 一身上の都合により退職

記載例(保育)

  • 2020年4月 〇〇保育園 入職(派遣)

  • 2022年3月 契約期間満了により退職

雇用形態を書くことで、
採用側も状況を正しく理解できます。


ブランクがある場合の考え方

ブランクがあると、
「何か書かなければいけないのでは」
と不安になるかもしれません。

しかし、
基本欄では無理に説明を書く必要はありません。

  • 2022年4月〜2023年3月
     家庭の事情により就業せず

このように、
簡潔で問題ありません。

詳細は、
志望動機や面接で補足すれば十分です。


職歴は「多さ」より「整理」

転職回数が多い方は、
「印象が悪くならないか」
と心配になるかもしれません。

ですが、
採用側が困るのは、
情報が整理されていない履歴書です。

  • 年月がずれている

  • 入社・退職理由が曖昧

  • 表記がバラバラ

こうした点があると、
経歴の内容以前に、
読みづらさが印象に残ってしまいます。


基本欄が整うと、全体が信頼される

写真・学歴・職歴は、
派手さはありません。

ですが、
ここが整っている履歴書は、
自然と信頼感があります。

介護・看護・保育の仕事は、
人と向き合う仕事です。

だからこそ、
「この人なら安心して任せられそう」
と思ってもらえるかどうかが、
とても大切なのです。

3.志望動機は「立派さ」より「現場目線」で伝える

履歴書を書く中で、
多くの人が一番悩むのが志望動機です。

「何を書けばいいかわからない」
「ありきたりになってしまう」
「本音を書いていいのか不安」

そんな声を、とてもよく聞きます。

介護・看護・保育の仕事は、
志望動機に“熱い想い”や“立派な理由”が求められているように感じやすい分、
余計に筆が止まってしまうのかもしれません。

ですが、最初にお伝えしたいのは、
志望動機に正解はないということです。


現場が志望動機で知りたいことはシンプル

採用側が志望動機から読み取ろうとしているのは、
次のような点です。

  • なぜ、この仕事を選んだのか

  • なぜ、この施設に関心を持ったのか

  • どんな姿勢で働こうとしているのか

決して、
文章の上手さや、
感動的なエピソードを求めているわけではありません。

むしろ、
現場のイメージをきちんと持っているかどうか
が重視されます。


よくあるNG例①:抽象的すぎる志望動機

まず、よく見かけるNG例です。

NG例

人の役に立つ仕事がしたいと思い、
介護(看護・保育)の仕事に魅力を感じました。
利用者様(子どもたち)一人ひとりに寄り添い、
明るく前向きに働きたいと考え、志望しました。

一見、丁寧で問題がないように見えますが、
どの施設にも当てはまる内容になっています。

これでは、
「なぜこの施設なのか」
「どんな働き方をイメージしているのか」
が伝わりにくいのです。


ポイントは「見学で見たこと・感じたこと」

2月に履歴書を書く人の多くは、
すでに施設見学を終えているか、
少なくとも情報収集をしている段階です。

だからこそ、
志望動機には具体的な一言を入れることが大切です。

改善例

施設見学の際、
職員の方が利用者様に穏やかに声をかけながら、
チームで連携して対応されている様子が印象に残りました。
このような環境で、
利用者様に安心して過ごしていただける支援に関わりたいと考え、
志望いたしました。

立派な言葉は使っていませんが、
「実際に見てきた人」
という印象が伝わります。


よくあるNG例②:施設ホームページの写し書き

もう一つ多いのが、
施設の理念や方針をそのまま引用してしまうケースです。

NG例

貴施設の「地域に根ざした支援」という理念に共感し、
利用者様の尊厳を大切にしたケアを実践したいと考えました。

間違いではありませんが、
採用側は
「どこに共感したのか」
が知りたいのです。

改善例

地域との関わりを大切にされている点に惹かれました。
見学時に、
利用者様が近隣の方と自然に挨拶を交わしている様子を拝見し、
こうした環境で働きたいと感じました。

理念+具体的な場面
この組み合わせが、現場目線の志望動機になります。


「長く働きたい」はどう書けばいい?

多くの人が使う言葉に、
「長く働きたい」という表現があります。

ただし、そのまま書くと、
少し抽象的になりがちです。

そのままの例

長く働ける職場だと感じ、志望しました。

現場目線の例

無理なく働き続けられる体制が整っていると感じました。
自分のペースで経験を積みながら、
長く現場に関わっていきたいと考えています。

「なぜ長く働けそうなのか」を添えるだけで、
印象がぐっと具体的になります。


職種別|志望動機の書き分けポイント

介護の場合

  • 利用者との関わり方

  • チームケアへの意識

  • 安全・安心への配慮

利用者様の生活リズムを大切にされている点に魅力を感じました。
一人ひとりの状態に合わせた関わりを学びながら、
介護の仕事に向き合っていきたいと考えています。


看護の場合

  • 医療と生活のバランス

  • 他職種との連携

  • 利用者・患者との距離感

医療的ケアだけでなく、
生活面まで含めた看護を大切にされている点に惹かれました。
他職種と連携しながら、
安心して過ごしていただける環境づくりに関わりたいと考えています。


保育の場合

  • 子どもとの関わり方

  • 保護者との距離感

  • 園の雰囲気

子ども一人ひとりの気持ちを大切にされている点が印象に残りました。
落ち着いた環境の中で、
子どもの成長に寄り添う保育に携わりたいと考えています。


志望動機は「今の自分」で十分

最後に、
志望動機について一番お伝えしたいことがあります。

それは、
今の自分の言葉で書いていいということです。

完璧である必要はありません。
将来像がはっきりしていなくても構いません。

「ここで働く姿を、少し想像できた」
その気持ちが伝われば、十分です。

4.自己PR・本人希望欄で「無理をしない」書き方

履歴書の中で、
志望動機の次に悩みやすいのが
自己PR欄本人希望欄です。

「自己PRなんて、特別な実績がないと書けない」
「本人希望欄には、何も書かない方がいいのでは」

そんなふうに感じて、
空欄のまま提出しようとする人も少なくありません。

ですが、この2つの欄は、
無理に頑張らなくていいからこそ、差が出る部分でもあります。


自己PRは「強み」より「仕事への姿勢」で考える

自己PRという言葉を聞くと、
つい
「自分の長所をアピールしなければ」
「他の人より優れている点を書かなければ」
と思ってしまいがちです。

しかし、介護・看護・保育の現場では、
自己PRに“目立つ強み”は必須ではありません。

現場が知りたいのは、
この人が、どんな姿勢で仕事と向き合う人なのか
という点です。


よくあるNG例:内容が抽象的すぎる

NG例

私は責任感があり、
何事にも一生懸命取り組む性格です。
周囲と協力しながら仕事を進めることができます。

悪くはありませんが、
どの仕事にも当てはまる内容で、
具体的なイメージが浮かびにくい文章です。


改善のポイントは「小さな行動」を入れること

自己PRでは、
立派な成果や実績よりも、
日々の行動が伝わる一文を入れることが効果的です。

改善例(介護)

利用者様の体調や様子の変化に気づけるよう、
日々の声かけや記録を大切にしてきました。
小さな変化も共有しながら、
チームで支援を行うことを心がけています。

改善例(看護)

患者様が不安を感じないよう、
処置前には必ず声をかけ、
状況をわかりやすく説明することを意識してきました。
安心して過ごしていただける関わりを大切にしています。

改善例(保育)

子どもの気持ちに寄り添うことを大切にし、
すぐに答えを出すのではなく、
子ども自身の言葉を待つ関わりを心がけてきました。

どれも特別な成果は書いていませんが、
「現場での姿」が自然と伝わります。


経験が浅い人・ブランクがある人の自己PR例

経験が浅い場合や、
久しぶりの就業の場合、
「書けることがない」と感じるかもしれません。

そんなときは、
学ぶ姿勢向き合い方を書けば十分です。

経験はまだ多くありませんが、
わからないことはそのままにせず、
確認しながら業務に取り組んできました。
一つひとつ丁寧に学び、
現場に貢献できるよう努力していきたいと考えています。

正直で、前向きな姿勢は、
それ自体が大きな評価ポイントになります。


自己PRは「長く書かなくていい」

自己PRは、
長文である必要はありません。

  • 3〜5行程度

  • 読んでいて無理がない

  • 現場が想像できる

この3点がそろっていれば十分です。

書こうとして苦しくなる場合は、
「これだけは大切にしていること」を
一つだけ選んで書いてみてください。


本人希望欄|書いていいこと・控えたいこと

本人希望欄は、
「空欄が無難」と言われることもありますが、
必ずしもそうではありません。

大切なのは、
伝え方内容の選び方です。


書いても問題ない内容

① 勤務時間や曜日に関する配慮

家庭の事情により、
勤務時間についてご相談させていただければ幸いです。

② 配属や職種に関する希望(柔らかく)

これまでの経験を活かせる業務があれば、
ご検討いただけますと幸いです。

一方的な要求にならないよう、
「相談」「ご配慮いただければ」という表現がポイントです。


控えたい内容

  • 条件を強く限定しすぎる書き方

  • ネガティブな理由の詳細説明

  • 細かすぎる希望の列挙

避けたい例

夜勤は一切できません。
残業も不可です。

事実であっても、
書き方によっては強い印象になってしまいます。


何も書かない場合の書き方

特に希望がない場合は、
空欄にせず、次のように書くのがおすすめです。

貴施設の規定に従います。

これだけで、
柔軟に対応できる印象になります。


自己PRと本人希望欄は「補足の場所」

この2つの欄は、
自分を大きくアピールするための場所ではありません。

志望動機で伝えきれなかったことを、
少しだけ補足する場所です。

無理に埋めようとせず、
正直に、丁寧に書く。

それだけで、
履歴書全体の印象はとても安定します。

5.見学後・応募直前に必ず確認したい履歴書チェックポイント

履歴書を書き終えたとき、
多くの人がこう感じます。

「とりあえず書けたけど、これでいいのかな」
「何か見落としていないだろうか」

この“最後の不安”は、
経験の有無に関わらず、ほとんどの人が感じるものです。

だからこそ、
提出前に一度立ち止まって確認する時間を持つことが大切です。

ここでは、
介護・看護・保育の現場に応募する前に、
最低限チェックしておきたいポイントを整理します。


チェック① 誤字脱字より「読みやすさ」

もちろん、
誤字脱字がないに越したことはありません。

ただ、現場でより重視されるのは、
全体として読みやすいかどうかです。

  • 文字が詰まりすぎていないか

  • 行間が極端に狭くなっていないか

  • 手書きの場合、読みにくい字はないか

多少字がきれいでなくても問題ありません。
「丁寧に書こうとしている」ことが伝わるかどうかが大切です。


チェック② 日付・年号・表記はそろっているか

意外と多いのが、
年月の表記がバラバラになっているケースです。

  • 西暦と和暦が混ざっていないか

  • 「入社」「入職」「勤務開始」などの表現が統一されているか

  • 月の抜けやズレがないか

ここが整っていると、
履歴書全体に「きちんとした印象」が生まれます。


チェック③ 見学時の印象と履歴書の内容がズレていないか

2月に履歴書を書く人の多くは、
すでに施設見学を終えています。

だからこそ、
見学で感じたことと、履歴書の内容に矛盾がないか
を確認してみてください。

例えば、

  • 見学では「落ち着いた環境」と感じたのに、
    志望動機では「忙しい現場でバリバリ働きたい」と書いていないか

  • チームワークを重視している施設なのに、
    個人プレーを強調しすぎていないか

多少の表現の違いは問題ありませんが、
大きなズレがあると、
「本当に理解して応募しているのかな?」
と感じさせてしまうことがあります。


チェック④ 志望動機が「その施設向け」になっているか

改めて、志望動機を読み返してみましょう。

  • 施設名を変えても成立する文章になっていないか

  • 見学・情報収集をしたことが一文でも伝わるか

完璧でなくて構いません。
「ここを選んだ理由が、少しでも伝わるか」
それだけを意識してみてください。


チェック⑤ 条件面の希望は「相談ベース」になっているか

本人希望欄を書いている場合は、
表現が強くなりすぎていないかを確認します。

  • 命令形・断定的な書き方になっていないか

  • 「相談」「配慮いただければ」といったクッション言葉があるか

条件は大切なことですが、
履歴書では柔らかさが重要です。


チェック⑥ 第三者の目で見てもらえるか

可能であれば、
家族や信頼できる人に、
一度目を通してもらうのもおすすめです。

ポイントは、
内容の良し悪しを評価してもらうことではありません。

  • 読みにくいところはないか

  • 意味がわかりづらい部分はないか

その確認だけで十分です。


チェック⑦ 「これで出していい」と思えるか

最後は、とても感覚的なチェックです。

履歴書を一通り見返して、
「これが今の自分だ」と思えるかどうか。

完璧でなくても、
少し不安が残っていても、
誠実に書けていると感じられれば、それで大丈夫です。


履歴書は「通過点」にすぎない

最後に、
とても大切なことをお伝えします。

履歴書は、
あなたのすべてを評価するものではありません。

あくまで、
次のステップにつなげるための通過点です。

介護・看護・保育の現場では、
最終的に大切にされるのは、
人柄や、現場での関わり方です。

履歴書は、
その入り口に立つためのもの。

肩の力を抜いて、
「今の自分を伝える」
それだけで十分です。

まとめ:履歴書は「完璧さ」より「誠実さ」が大切

2月のこの時期は、介護・看護・保育の仕事を探す人にとって、
履歴書と向き合う大切なタイミングです。
施設見学を終え、少しずつ応募を考え始める中で、
「正しい書き方がわからない」「自分の経験で大丈夫だろうか」といった不安を抱く人も多いでしょう。

しかし、履歴書の本質は、
自分を正直に伝えるためのツールであり、
文章の巧みさや華やかさを競うものではありません。
大切なのは、現場に誠実さが伝わること。
読みやすく、情報が整理されていて、少しでもあなたの人柄や姿勢が伝われば、十分に評価されるのです。


基本欄の丁寧さが信頼感につながる

写真、学歴、職歴といった基本欄は、
派手なアピールではなく、丁寧さと正確さが重視されます。

  • 写真は清潔感と安心感が伝わる表情と服装

  • 学歴は省略せず、正確に

  • 職歴はパート・派遣・ブランクも含め、整理して書く

これらを意識するだけで、履歴書全体に「きちんとした印象」が生まれます。
特にブランクや転職が多い場合も、正直に書き、志望動機や自己PRで補足することで問題ありません。


志望動機は「立派さ」より「現場目線」

履歴書で最も悩む志望動機も、
特別な言葉や立派な理由を書く必要はありません。

  • 見学や情報収集で感じたこと

  • 現場で見た印象

  • 具体的な体験や行動の一言

これらを盛り込むことで、説得力のある現場目線の志望動機になります。
「長く働きたい」という気持ちも、単に書くのではなく、
「こういう環境でなら無理なく続けられる」と具体的に添えると印象がぐっと良くなります。

介護・看護・保育それぞれで伝えたいポイントは異なりますが、共通しているのは、自分がその施設で働く姿を想像しているかどうかです。
これが現場に伝わる志望動機になります。


自己PR・本人希望欄も無理せず自然に

自己PRでは、
特別な成果や長所よりも、仕事への姿勢や日々の行動を伝えることが有効です。

  • 小さな工夫や気づきを書く

  • 学ぶ姿勢や前向きな取り組みを示す

  • 経験が浅い場合も、正直に学びたい気持ちを伝える

本人希望欄は、条件を強く限定せず、相談ベースで書くことがポイントです。
「柔軟に対応できます」という一言を添えるだけで、安心感が伝わります。


応募直前の最終チェックで安心感を

履歴書を書き終えたら、提出前に必ず確認しましょう。

  • 誤字脱字より全体の読みやすさ

  • 年号・表記の統一

  • 見学で感じた印象と志望動機の整合性

  • 条件希望の表現が柔らかいか

  • 第三者に読んでもらい、意味が通じるか

この最終チェックで、履歴書全体に自然な信頼感が生まれます。


履歴書は「次の一歩」への通過点

最も大切なのは、履歴書を完璧な評価基準と考えないことです。
現場で重視されるのは、実際に働く姿勢や人柄です。
履歴書は、あくまで面接や採用につながるための入口。
誠実に、無理せず書き、自分らしさを少しでも伝えることが、
結果として次のステップにつながります。

2月はまだ時間に余裕がある一方で、応募を考える人も増える時期です。
焦らず、自分の経験や気持ちと向き合いながら、
丁寧に履歴書を書き上げることが、
採用担当者に安心感を与え、良い出会いにつながるでしょう。


履歴書を書くことは、自分のこれまでを整理する作業でもあります。
完璧を求めず、誠実さを大切に、次の一歩を踏み出してください。