【介護情報】「喀痰吸引等研修」について徹底解説!
2022.03.03掲載
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今回は介護分野で活躍するために取得チャレンジできる資格「喀痰(かくたん)吸引等研修」について解説します。

「喀痰吸引等研修」とは?
どうやって取得するの?
3種類の研修、それぞれの違いとは?

以上のラインナップです。早速見ていきましょう!


◆喀痰吸引等研修とは

 喀痰吸引等研修とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修です。 基本研修実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになります。2012年の法改正より介護現場でも実施できるようになったことを受けて新しく制定された資格です。

 

◆どうやって取得するの?

 喀痰吸引等研修には第1号研修、第2号研修、第3号研修と呼ばれる3種類の研修があり、それぞれの研修カリキュラムに含まれる基本研修、実地研修のどちらともを修了することで資格取得をすることができます。3つの研修は治療を行う相手の症状や、実施できる治療方法によって分類されているため、自身の希望する研修いずれかを選択し受講してください。
 学歴や経験などの受講資格はありませんので、未経験の方でも受講が可能です。研修実施機関によって特定の資格を取得していれば一部研修が免除になることもあるため、詳細については各実施事業所に問い合わせてみるのがいいでしょう。

 

◆3種類の研修、どこが違うの?

第1号研修を修了するとできること
 不特定多数の人に対して「喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう又は腸ろう、経鼻)」を実施できるようになります。

第2号研修を修了するとできること
 不特定多数の人に対して「喀痰吸引(口腔内・鼻腔内のみ)」と「経管栄養(胃ろう又は腸ろうのみ)」を実施できるようになります。

第3号研修を修了するとできること
 重度障害者など特定の方のみ対して「喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろうまたは腸ろう・経鼻)」を実施できるようになります。

 


  喀痰吸引は介護の枠を超えて、医療の分野ともいえるスキルです。介護職員として、更にスキルアップを目指したい方におすすめです。修了すると、喀痰吸引や経管栄養が必要な利用者に対応できるようになるので、より多くの職場で必要とされるようになります。また職場によっては喀痰吸引研修を修了している人に資格手当を支給しているところもあり、給料アップにもつながります。介護分野で活躍していくために、喀痰吸引等研修の資格取得に挑んでみてはいかがでしょうか。

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