介護職に応募したいけど履歴書をどうやって書いたらいいのかわからない。履歴書を作成するときは手が止まりがちですよね。
まずは志望動機から取りかかりましょう。難しいと思われがちですが、志望動機はあなたのなかにあります。それを取り出し文章化するには思考の整理から始めること。ここが書ければ履歴書は8割がたできたことになります。履歴書作成の注意点から面接対策まで、介護職の応募に必要な要件をまとめました。
◆志望動機編◆
介護業界での志望動機の役割とは
履歴書を書くとき「志望動機」で考え込んでいませんか?志望動機ってどうすればいいんだろう。自分のことなのに、なにをどうやって書こうか悩むことがあると思います。介護業界の採用担当者は、履歴書の志望動機からなにを汲み取ろうとしているのでしょうか。
▶︎採用側の大まかな目安になるもの
採用側は、志望動機を通してあなたを見ています。
- 自社の理念や方針に合っているか
- 将来性があるか
- 人間性について
自社を理解したうえで応募しているか。向上心や熱意はあるのか。また、あなたの人間性をみて、一緒に働いていける人物なのかを見極めます。志望動機は採用の判断材料になる重要なセクションです。
志望動機の“なぜ”
履歴書には必ず志望動機を書く欄があります。なぜ会社はあなたの志望動機を知りたいのでしょうか。そして志望動機を書くのが難しいのはなぜでしょうか。
▶︎なぜ志望動機を聞かれるのか
志望動機は介護業界に限らない定番の質問です。ここで自社との相性や、やる気を確認するといってもよいでしょう。介護業界は職種もいろいろですし、施設のタイプもたくさんあります。そのなかでなぜあなたが自社を選択したのか。そしてどれだけ自社を理解しているのか知りたいのです。
また、介護業界は未経験者にもハードルが低く、ある程度入りやすい環境も整っています。しかし、数ある業界からなぜ介護業界を選んだのか。決意した経緯やきっかけから、そのひとが見えることもあります。
このようなことを知り、あなたの意欲や、自社とマッチする人材なのかを確かめたいのです。
▶︎あなたが志望動機を書けない理由
志望動機が書けない理由のひとつは「自分自身が見えていない」こと。自分を理解していれば「なぜこの会社に入りたいのか」はすぐわかるはずです。なんとなくでも「あ、この会社いいな」と思うから応募するわけです。しかし「なんとなく」とは書けませんね。志望動機を書くには、この「なんとなく」をよく知る必要があるのです。
もうひとつの理由は、応募先の会社をよく理解していないからといえるでしょう。膨大な求人票のなかから応募先を選ぶときは、まず待遇などの条件から取捨選択するかもしれません。しかし必ずあなたのなかで「この仕事のここがいい」と感じたものがあるはずです。そこを見つけ出しましょう。
志望動機の書き方
自分を理解するには思考の整理が必要です。掘り下げ作業をしていきましょう。
▶︎思いを書き出してみる
頭のなかを整理したいとき、思いつくまま書き出す方法もあります。しかし今回は着地点が「志望動機」とわかっていますので、項目別に書き出してみましょう。後からまとめるのが楽になります。
またこの段階では「自宅から近い」「給料がよい」など、実際は志望動機に書かないことでもOKです。頭をカラにするつもりで書いていくと、次々に浮かんでくることがあるからです。
● その会社に応募しようと思ったきっかけ
どこに惹かれたのか。自分とマッチする部分など。
● 過去の経験
仕事での経験やスキル・資格など。応募する仕事に直結しなくてもOK。
介護業界が未経験でも他業種で培ったことを書き出してみる。
● PRできるところ
自分の長所、または他人からよく褒められることなど。
● 応募する会社の特徴
会社の理念や取り組み。自分が好きだと思ったところや他の施設にはみられない特徴など。
※ホームページなどで情報収集しましょう。
会社の理念や姿勢を知ればだんだんと理解が進みます。
それが相手に伝わる志望動機になるのです。
●チャレンジしたいこと
これから取得したい資格や、職場環境を利用して取り組みたいことなど。
▶︎志望動機になるものをピックアップ
書き出しができたら、志望動機として使えるものをピックアップしましょう。他業種のスキルや資格は介護業界に関係ないと思うかもしれません。しかし過去の経験はなにかと役立つものです。
例えば飲食店で接客業をした経験は、コミュニケーション上手だとPRできますね。運転免許を持っていれば、利用者の送迎などで役立つかもしれません。会社の取り組みとあなたの目指す方向が同じであれば、会社にとってありがたい存在になるでしょう。
このように、志望動機のなかに盛り込む要素を組み立てていきます。書き出した内容は、履歴書の他の項目や面接でも使えますよ。
▶︎志望動機を文章にする
志望動機を文章にしていきましょう。大切なのは「読み手の目線」です。具体的な要素を盛り込み、伝わる文章を心がけましょう。
①結論:なぜそこで働きたいのか
会社の理念や取り組みと、自分が共感できる部分を書く
②理由:経験やスキル、きっかけ
自分のどういうところが会社の役に立てるのか
または介護職を希望するきっかけとなったエピソードなど
③希望:チャレンジしたいこと
その会社で目指したいこと、意気込みをアピール
【例文】
①貴施設の「寄り添う介護」の理念に強く惹かれました。
②5年前まで母を中心に自宅で祖母を介護しておりました。担当のケアマネジャーさんがいつも話を丁寧に聞いてくださり、母はとても救われたと申しております。私が介護職を目指したのも、母が介護関係の方を信頼し、力を合わせる様子をそばで見てきたからです。私も困っているひとを助けられる存在になりたいと思います。
③「寄り添う介護」を心におき、利用者様とご家族様に笑顔を提供できる介護士になることが今の私の目標です。
自分を深掘りしていくと、あなたの持ち味がたくさん出てきます。それによりいろいろなパターンの志望動機が書けるはずです。応募する会社や施設の特色に合わせた志望動機を作成してみてください。
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◆履歴書作成編◆
志望動機ができあがったところで、介護職応募のための履歴書作成に入りましょう。ここでは厚生労働省が作成した標準的な履歴書様式を基準とし、項目別に書き方のポイントを述べていきます。
また、なにをアピールしたいかで履歴書のタイプも変わってきます。テンプレートを探して自分に適したものを見つけるのもよいでしょう。
履歴書を作成するうえでの注意点
▶︎履歴書はPCで作成してもよい?
手書きでもPCで作成してもかまいません。ただし応募先から指定があればそれに従います。
▶︎黒のボールペンか万年筆で
手書きの場合、筆記具は黒のボールペンか万年筆で書きます。摩擦熱で消えるタイプのペンを使うのはやめましょう。
▶︎誤字脱字に注意する
誤字や脱字がないか、最後にきちんと確認します。また定着していない略字も気をつけたいところです。もし間違えていたら書き直しましょう。修正テープなどを使うのは避けます。
▶︎丁寧に書こう
丁寧に書きましょう。履歴書はあなたを表す書類です。読み手になったつもりで確認してみてください。PC作成の場合も同様です。
▶︎コピーをとっておこう
履歴書を郵送する場合はコピーをとっておくとよいでしょう。面接では履歴書を元に質問を受けます。履歴書とのアンマッチを防ぎ一貫性のある返答のためにも、手元に控えがあると安心です。
履歴書の書き方|項目別
▶︎日付
日付は「履歴書を提出する日」を記入します。面接に持参するなら面接日、郵送するなら投函日になります。「履歴書を作成した日」と間違いやすいので注意が必要です。和暦か西暦かはどちらでもかまいませんが、履歴書のなかの他の項目と統一してください。
▶︎氏名
少し大きめに丁寧に書きましょう。苗字と名前の間を少しあけると読みやすくなります。ふりがなについては、履歴書に「ふりがな」と書いてあればひらがなで、「フリガナ」と書いてあればカタカナで記入します。様式により印鑑を押す欄があれば、スタンプ式のものは避けてください。
▶︎生年月日
和暦か西暦かの統一に気をつけましょう。(満◯◯歳)の年齢は、いちばん上に記入した「日付」欄時点のものにします。
▶︎性別
厚生労働省の様式では「記載は任意」「未記載も可能」と但し書きがあります。
▶︎現住所
必ず都道府県名から記入します。郵便番号や番地も省略せずに書きましょう。「ふりがな」と「フリガナ」の違いは氏名欄と同様です。
▶︎連絡先
現住所以外に連絡を希望する場合はこちらに記入します。
▶︎電話番号
日中に連絡がとりやすい電話番号を記入します。
▶︎写真
3か月以内に撮影したものが望ましいです。はがれる可能性もあるので、裏に名前を書いておくことをおすすめします。写真の標準的なサイズは縦40mm横30mmです。使用する履歴書を確認してください。撮影は写真店でしてもらうのがベストですが、スピード証明写真でも大丈夫です。服装はスーツがなければオフィスカジュアルでも可能。清潔感に気を配りましょう。なお、書き損じの可能性がありますので、履歴書に貼るのはいちばん最後にします。
▶︎学歴・職歴
学歴と職歴は別々にまとめて記入します。
【学歴】
・1行目中央に「学歴」と記入
・最終義務教育である中学卒業から書くのが一般的
・学校名は略さず正式名称で書く
「◯◯県立」「△△市立」など
「高校」ではなく「高等学校」
大学名は「〜〜大学〜〜学部〜〜学科」
【職歴】
・学歴の最終行から1行あける。中央に「職歴」と記入
・会社名は正式名称で。(株)は「株式会社」、(医)は「医療法人」というように、略さないで書きます。所属部署や担当業務も記入します。
・職歴は原則としてすべて書きます。書きたくない職歴があっても、採用後の保険や年金の手続きで、どっちみちわかってしまいます。省略すると印象が悪くなるほか、経歴詐称ととられ内定取り消しになることもあります。
・書き終えたら締めくくります。就業中の場合は最終行に左寄せで「現在に至る」と記入し、次の行に右寄せで「以上」と書きます。前職を退職済みなら「以上」のみで。
[アルバイトは職歴に書ける?]
基本的にアルバイトは職歴に書きません。しかし正社員の経験がない場合や、そのアルバイトがアピールポイントになる場合は書きましょう。その際はアルバイト勤務だったことを明記します。また、短期間のアルバイトをずらずら書くのはおすすめしません。職場を転々とするイメージに取られてしまいます。しかし「それを書かないと前職からのブランクが大きい」などの背景があれば書いてもよいでしょう。その場合は理由を書き添えます。
※子育てに専念していた、親の介護のためなど
[職歴欄が足りない場合の対処法]
- 学歴を省く
学歴は中学卒業から書くのが原則ですが、高校入学以降からでもかまいません。 - 入社と退職を1行にまとめる
通常は入社と退職に1行ずつ使いますが、それを1行にまとめます。
例) ◯◯年◯月 A社入社(△△年△月 一身上の都合により退職) - 「現在に至る」と「以上」を1行にまとめる
同じ行の左寄せに「現在に至る」、右寄せに「以上」と書きます。 - 職歴欄が大きい履歴書を選ぶ
転職向きの職歴欄が大きい履歴書があります。同じ社内で異動が多い場合も対応できます。 - 職務経歴書を併用する
履歴書に職務経歴書を添付する方法です。履歴書の職歴欄には主要な職歴を、すべての職歴とその詳細は職務経歴書に書きます。職歴欄の最後に「すべての職歴については職務経歴書をご参照ください」と書き添えましょう。
▶︎免許・資格
- 取得日の早いものから書きます。正式名称があやふやな場合は調べましょう。法改正で資格の名称が変わることがありますが、自分が取得したときの名称で書いてください。
- 介護と直接関係がないと思われる資格でもアピールできることがあります。運転免許証や事務系の資格は実務に、習字や音楽などの芸術系はレクリエーションで役立つかもしれません。勉強中なら「◯◯取得に向けて勉強中」「取得見込み」など書き加えることができます。
- 多数の資格を持っている場合は、その職種に関係があるものを優先します。
▶︎志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど
- 志望動機は簡潔にまとめ、自分の言葉で書きましょう。「このひとに会ってみたい」「このひとと一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるかがカギです。
- 会社の理念や取り組みに共感できるところ、魅力を感じるところは、あなたと会社が共通する部分です。ぜひアピールしてください。
- 「貴社の理念に共感しました」と書くのは「どこに?」と突っ込みどころを提供しているようなものです。「貴社の◯◯という理念に共感しました」と具体的に表現しましょう。「身近で介護をみていた」など介護職を目指すきっかけも、具体化して書くと伝わりやすくなります。※どこで、誰が、誰を、どんな介護をしていたか、など。
- 自己アピールできるスペースです。介護職経験者であれば、スキルや喜ばれた経験を武器に即戦力をアピールし、入職後にチャレンジしたいことで結びます。
- 未経験でも培ってきたものを活かしやすいのが介護業界。接客業の経験があるなら「コミュニケーション能力の高さ」を前面に出すなど、介護での役割を考えてみましょう。「お年寄りと話すのが好き」「子育て経験がある」などもアピールポイントになります。資格取得などの目標を書き加え、向上心を見せましょう。
- 当然のことですが、前職の不満や待遇面への期待を持ち出すのはやめましょう。
- 応募先の職場を指す言葉を使うときは敬称に注意してください。
「貴」は書き言葉であり、応募書類に使用します。
例)施設→貴施設(きしせつ)
病院→貴院(きいん)
法人→貴法人(きほうじん)
会社→貴社(きしゃ)
「御」は話し言葉なので、面接ではこのように言い換えます。
例)施設→御施設(おんしせつ)
病院→御院(おんいん)
法人→御法人(おんほうじん)
会社→御社(おんしゃ)
▶︎本人希望記入欄
- 基本的には「貴施設の指定に従います」と記入します。
- 職種・勤務地・時間などが選べるなら希望を書きます。理由も添えるとよいでしょう。
例)子どもを保育園に預けているため16時までの勤務を希望します。
- 給料や休日などの待遇面は書かないほうが無難です。もし希望があれば、選考の進み具合をみながら口頭で相談してみてください。
- 在職中の場合、入職可能日や連絡が取りやすい時間帯を記入しておくとよいでしょう。
疑問点があればお気軽にどうぞ!
◆面接対策編◆
履歴書の準備もできました。いよいよ面接本番です。介護職の面接の基本、よくある質問と答えの導き方、そして押さえておきたいポイントまで解説します。
介護職面接の基本のキ
- 身だしなみ
スーツを着用するのがベストですが、オフィスカジュアルでもかまいません。大切なのは清潔感。アクセサリーはつけないか控えめに。香水はつけない方がよいでしょう。匂いに敏感なひともいます。
- 持ち物チェック
履歴書(職務経歴書)、筆記用具、印鑑、面接地の住所と連絡先、携帯電話(面接時は電源を切るかマナーモードに)など。指定された持ち物があれば忘れずに。 - 面接地を調べておく
当日に慌てないよう、必ず事前に調べます。土地勘がない場所ならシミュレーションを念入りに。
・電車の場合→ルート、電車の本数(曜日や時間帯に注意)
・車の場合→ルート、道路状況、駐車場の有無など
- 時間厳守で
5分前頃に到着できるようにしましょう。介護施設は忙しく、分刻みで仕事をしているため、あまり早すぎても迷惑になります。万が一、電車の遅延などで遅れそうなときは必ず連絡しましょう。遅刻はよくありませんが、トラブルにあったときの対処法をみられていると思ってください。車の場合は道路状況によりかかる時間も変わります。時間に余裕を持ち行動してください。
介護職|よくある質問
- 志望理由を教えてください
あなたがなぜ自社を選んだのか確認する質問です。
その会社の理念や取り組みに共感するところはあなたのアピールポイントです。履歴書作成で掘り下げた部分を反芻しておきましょう。
- 経歴を教えてください
あなたの経験やスキルを確認し、業務の割り振りやポジションを考えます。
面接先の職場に関連した経験や、スキルアップしてきたことを中心に伝えましょう。介護業界が未経験ならそれを率直に伝えます。他業種での経験で得られたことを介護職で活かすなど、前向きな答え方をしましょう。 - 前職の退職理由を教えてください
あなたの健康状態やトラブルを抱えていないかを判断します。
待遇の不満や人間関係のトラブルをそのまま伝えるのは控えましょう。トラブルを招きやすいひとではないか、すぐに辞めるのではないかと疑われます。誰をも悪者にせず、ポジティブな発言ができると好感度が上がります。健康状態は現状が良好ならはっきり伝えましょう。 - 入職後、どんな仕事をしたいですか
自社で活躍してくれるひとかを確認しています。
「なんでもやります」と答えるのは他人任せに聞こえてしまいます。具体的な目標を伝えることで、意欲的・自主的に働けるとアピールできます。自分に可能な仕事とともにチャレンジしたいことにも触れましょう。ここは熱意を伝えるところです。
- 残業・夜勤は可能ですか
労働条件を確認しています。
基本的に「できます」と答えます。募集要項に「残業・夜勤あり」と掲載されているなら、できるのが応募の大前提。相談に応じてくれるようならできる範囲の希望を伝えます。ここで無理をすると入職できても続きません。自分のラインをはっきりさせておきましょう。 - なにか質問はありますか
意欲があるか、自社に興味を持ってくれているかをみています。
この質問は最後に必ずといっていいほど聞かれます。あらかじめ2〜3の質問を用意しておきましょう。面接のなかで詳細な説明を受け、質問がなくなってしまう場合もあるかもしれません。そのときは「丁寧にご説明いただきましたので疑問は解消されました。」と言い添えましょう。また待遇面は気になるところですが、そればかりの質問では自分本位にみられてしまいます。いくつかの質問の最後にさりげなく聞く程度にしておきましょう。
介護職の面接|ココを押さえておこう
- 視線を合わせて明るく
面接もひと対ひとのコミュニケーションです。うつむき加減だったり相手の顔をみずに対応していると、意思疎通ができません。面接官と視線を合わせ、明るくハキハキした態度で臨みましょう。それだけでも好印象を持たれます。 - 質問には結論から答える
質問の答えとして時系列で長々と話すのはNG。結論から述べましょう。その後に理由を伝えます。聞き手が知りたいのは質問に対する答えです。前置きが長くなると自分でも話の着地点がみえなくなりがち。結論を最初に持ってくるのは、伝わりやすい話し方の基本です。 - 履歴書の内容とブレない回答をする
面接官はあなたの履歴書をみながら話を進めていきます。確認のため、履歴書に書いてある内容を質問することもあります。その受け答えが履歴書と違っていたら、つじつまが合いません。掘り下げてきた自分をしっかりつかんでおきましょう。事前に履歴書を郵送するならコピーをとっておくとよいですね。
- 会社と仕事に興味を持ちその思いを前面にだす
面接では、採用されることばかりに気持ちが向いてしまうかもしれません。しかし「仕事が決まればいい」という態度は相手に見抜かれます。自分がその会社に勤めたくて応募したのです。興味や関心がないまま、その職場で働けるでしょうか。進んで関心をもつと仕事は興味深くなります。面接でその思いを前に出していきましょう。 - 質問に対する答えの丸暗記には意味がない
上記で「よくある質問」と答えの導き方を解説しました。しかし、同じ質問をされるとは限りませんし、思いもよらないことを聞かれるかもしれないのです。ですから答えを準備し丸暗記するのは意味がありません。このとき自分の軸が確立していれば、それに沿ってどんな質問にも答えられます。安心して面接を受けられるでしょう。
不安なことを解消して面接に臨みましょう!
まとめ
介護職に応募するときの志望動機、履歴書作成、そして面接対策をお伝えしました。転職は自分がなにを考え、なにを求めているのかを改めて考えられるチャンスでもあります。応募する企業理念や取り組みを理解し、なぜ自分がここで働きたいのかを掘り下げていきましょう。
履歴書はかしこまった書類ですが、必要事項だけでなくあなたの経験や熱意を込めて初めて完成します。自分の言葉で丁寧に作成してください。思いのこもった履歴書は担当者に伝わるものです。
そして面接は緊張する場面ですが、これもコミュニケーションです。「採用してもらえるか?」という下から目線ではなく「ひと対ひと」として話しましょう。あなたという人間の在り方を伝え、自分もこの職場でやっていけるのかを確認する場所なのです。
不安なこと、わからないことがあれば相談してください。
あなたのお力になります!
あなたの転職が成功しますように。私たちはあなたを応援しています!