転職サイトを活用した転職活動とは?【成功例から学ぶ】
2022.08.02掲載
就職・転職情報お役立ち情報

転職サイトを介して転職活動を行う際のポイントを考えていく本シリーズ。

前回は、転職の目的が曖昧なために自分に適した転職サイトを選べていなかったり、

同じ求人情報でもサイトによって異なる情報が掲載されている場合があったりといった失敗例をご紹介しました。

今回は、成功例をご紹介しながら転職サイトを活用した転職活動のポイントを考えていきます。

■成功例① 転職の動機がハッキリしていて前向きなビジョンがある

 転職したいと考えて転職サイトを活用し始める前に、そもそも今回の転職が「本当に必要なものである」という確固たる覚悟がある人は、スムーズに進めていける場合が多いようです。

 

というのも、前回の記事でも触れたように転職サイトには膨大な求人情報が掲載されています。とりわけ介護福祉業界は人手が不足していることもあり、介護・保育・看護などそれぞれの分野に特化したサイト自体の量も多くあります。

スキマ時間などに自由に情報検索できることが転職サイトの利点ではあるものの、日々の仕事の傍らで多くの情報を比較検討する時間を持つには、それなりに労力も時間もかかります。

そのため、「なんとなく不満がある」というようなぼんやりした動機から始めてしまうと、自分の中での軸が定まっていないために、情報をあちこちさまよって見ているだけの時間ばかりが過ぎてしまう、または夜勤の少ない働き方を求めていたはずなのに色々な情報を目にしているうちに結局は給与の高い所ばかりに目がいってしまって本来の目的が分からなくなってしまう、なんてことにもなりかねません。

 

できる限りの努力をしてみたけれど、現在の職場に抱えている不満や問題は自身の働きかけや工夫ではどうしても解決することができない

 

――このように、転職の動機となる問題意識が明確で、さらに転職先で具体的に何をしたいか、どのように成長していきたいかというポジティブなビジョンを持っている人は、数ある求人情報の中から自分にフィットしたものを選びとることもでき、複数の転職サイトを比較しながら利用する際でも自分が転職に求める軸がしっかりとしているため上手くいくケースが多いようです。

 

 

■成功例② 転職サイト以外での情報収集も怠らない

 

 さらに、転職サイトを介した転職活動がスムーズにいく例として、あらゆる側面からの情報収集を十分に行っているということが挙げられます。

確かに、転職サイトには求人情報という形で各事業所や施設、病院などの様々な情報が掲載されています。

しかし、人材を獲得するという目的上どうしても勤務体制や条件面などについての記載が多くなっているため、それらを見ただけではその職場の理念や雰囲気、より詳細な業務の内容などまでは読み取ることはできません。

また、そもそも転職サイトによってその記載方法も異なることもあり、待遇がとても良いと思い込んでいたら、実は残業手当も含まれた額だったという例もあったりします。

 

そのため、まずは転職サイトに書かれている情報を冷静な視点で読み取る目を持つことが前提となりますが、その上で、ご自身で積極的に情報収集をしていく姿勢がカギとなります。

興味のある職場のウェブサイトをくまなくチェックするのはもちろんのこと、可能であれば実際に足を運んでみて、外観から感じる雰囲気や分かる範囲で職員の表情や利用者への接し方などの様子を覗いてみることも良いでしょう。

さらに、利用者側の口コミサイトやSNSをチェックすることで、転職サイトからだけでは感じ取れない実際の空気感を少なからず感じることもできるはずです。

そうすることで、希望先の職場へより具体的なイメージを持つことができ、実際に面接へ進めた際にも自信を持って臨めるようにもなるようです。

まとめ

以上、転職サイトを利用する際の成功例を2つご紹介してみました。

転職サイトには、情報を公開して各自が直接応募する形式のものだけでなく、転職全般の

サポートも行う転職エージェント型のサイトなど様々なものがありますので、まずは自分に合った転職サイトを見つけてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?