日々の仕事と並行しながら転職活動をすべて自力で行おうとすれば、かなりの時間と労力がかかります。
そこで頼りになるのが、「転職エージェントの存在」。
エージェントを通じて転職活動を行うことで、情報を効率的に収集でき、転職希望先とのやり取りや条件交渉なども自力で行うよりもスムーズに進めることができます。
複数回にわたってご紹介してきた「転職エージェントを通して転職するメリット」も、今回でいよいよ最終回です。
■メリット④ 現場ならではの「リアル」な情報を教えてもらえる
介護福祉業界の仕事は、病院・施設・事業所などによって勤務体制や仕事内容がそれぞれ異なり、特に力を入れていることや職場の雰囲気などもかなりの違いがあります。
そのため、転職を成功させたいと思えば思うほど職場選びには慎重にならざるを得ません。
しかし、公開されているWebサイトや求人票などの限られた情報だけでは、どんなに良さそうな条件が掲載されているとしても、実情がどうなのかまでは深く知ることができないのが現実です。
そこで参考になるのが、コンサルタントの持つ「リアルな情報」です。
以前の記事で「転職エージェントには非公開の求人情報も揃っている」とご紹介したように、専門分野の情報に精通しているのが転職エージェントの大きな魅力です。
各コンサルタントは現場で働くスタッフや採用担当者などとも日頃からコミュニケーションを取っていて、つながりを持っていることが多いのです。
そのため、実際のところ職場の人手は足りているのか、離職率はどうか、教育体制は本当に充実しているのかといった「現場ならでは」の内部情報を聞くことができます。
さらに踏み込んで、職場の人間関係や空気感まで教えてくれる場合もあるようです。
自力でリサーチして得る情報にはどうしても限りがあります。
しかし、このような情報をある程度事前にコンサルタントから聞いておけば、職場見学時に実情を自ら「見極める」視点で臨むことができますし、事前情報が多いほど、転職後に大きなギャップを感じてしまうことも防ぐことができるでしょう。
■メリット⑤ キャリアに関するアドバイスをもらうこともできる
転職エージェントの豊富な情報や現場とのつながりは、転職先を選ぶ時だけでなく、履歴書の作成や面接の際にも大いに役立ちます。
業界の知識を生かし、選考に通りやすい書類作成のアドバイスをしたり、「こんな人材を探している」「こんなことを聞きたがっている」といった面接対策なども行ってくれるエージェントも多いようです。
このように転職を進める上でのステップをひとつひとつ丁寧にサポートしてくれる転職エージェントですが、そもそも「転職すべきかどうか」ということ、つまり、自身のキャリアそのものに関するアドバイスをもらうこともできます。
今の職場に満足していないが、その悩みを解決できるような職場がありそうか。
業界の中でも職種を変えた方が良いのか。
今後のキャリアを考えると、資格を取得してからの転職を目指した方が現実的なのか。
「今」すべきではなく、数年後にした方が良いのではないか。
このように、そもそも転職すべきか、どのように転職すべきか、など根本的に悩んでいる場合でも、様々な転職に寄り添ってきたプロの視点から客観的なアドバイスをもらうことができるのです。
1人で悶々と悩んでしまって将来へのビジョンが見出せないままやり過ごすよりも、アドバイスをもとに今後の転職の道筋を立てられれば心強いですよね。
まとめ
忙しい人の転職活動の大きなサポーターとなってくれる転職エージェント。
コンサルタントと積極的にコミュニケーションを取り、自身も自分の希望や意向を伝える努力をすることで、自力で行うよりもずっとスムーズに転職活動を進めていけるようになるはずです。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。