介護・看護・保育求人のヒューマンステイです。
介護が必要な家庭にとって必要不可欠なデイサービスとデイケア。
混同されがちなサービスですが、具体的にどのような点が違うのかわからないという声をよく耳にします。
デイサービスとデイケア、利用目的やサービス内容はどう違うのか?
医療ケアの有無や内容など、気になる情報を調査!
◆デイサービスとデイケアの基本情報
デイサービスとデイケア、それぞれの概要を見ていきましょう。
◎デイサービス(通所介護)
デイサービスは、別名「通所介護」と呼ばれ、日中に施設に行って受けるサービスの名前です(送迎あり)。
近年は、施設の仕様によってさまざまな特色を持った通所介護サービスがあり、料理に特化したもの・認知症緩和に対応したものなどがあります。
デイサービスが利用できる人は、介護保険の等級が要介護1~5の人で、要支援の人は利用できません。
◎デイケア(通所リハビリテーション)
デイケアは、別名「通所リハビリテーション」と呼ばれ、病院などの医療機関や介護老人保健施設で施されるサービスです。
デイケアは、要支援1~要介護5までの人で、なおかつ医師が専門的リハビリが必要と判断した人のみ利用することが可能です。
また、デイサービスよりは施設数が少ないです。
◆サービス目的が大きく異なる
デイサービスのサービス目的は、利用者が自宅で自立した日常生活を送ることができるように支援することで、日常生活の介護を中心に力を入れているサービスです。
一方、デイケアのサービス目的は、身体機能の回復・意地、日常生活の回復、認知機能の改善で、リハビリなどの医療的ケアに力を入れています。
近年では、機能訓練が受けれるデイサービスも増えていますし、デイケアでも日常生活介護は受けられますが、力を入れているポイントが最大の相違点です。
デイケアとデイサービスには、サービス内容が大きく異なり、それに伴って人員体制などにも違いがあります。
◆両者のサービス内容を比較
デイサービスとデイケアのサービス内容を比較してみましょう。
◎デイサービスの主なサービス
・食事
・入浴介助
・排泄介助
・希望訓練
◎デイケアの主なサービス
・食事
・栄養改善
・口腔機能向上などのリハビリ
・専門的な器具を用いたリハビリ
・専門家による運動機能の向上
これらを見てわかるように、目的の違いに合わせて、
デイサービスは「介護寄り」
デイケアは「医療ケア寄り」
のサービス展開をしている、という違いがあります。
また、デイケアは重症者対応や緊急時対応の体制が整っているのも特徴です。
人員体制の違い
デイサービスとデイケアは、上述したようにサービス目的や内容が違うので、施設にいるスタッフ数や施設の人員体制も違いがあります。
◎デイサービスのスタッフ
・介護士
・看護師
・機能訓練指導員
・生活相談員
◎デイケアのスタッフ
・介護士
・看護師
・リハビリ専門職
・医師
デイケアの特徴として、常駐医師がしているのでもしもの時にも安心なこと、リハビリ専門職の方がいるので医療ケアがとても手厚いことがあげられます。
一方、デイサービスでは、生活相談員がいるため、介護の悩みなどを聞いてもらうことができるのが特徴です。
介護の度合いやご家族の状況によって適切な用途のサービスを受けましょう。
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