多くの求人情報の中から客観的な視点で希望条件にマッチした情報を提示してくれるため、効率的に転職活動を進めていく上で大きな味方となる「転職エージェント」。
活用するメリットは、情報収集という側面だけに収まりません。
今回も、引き続き「転職エージェントを通して転職するメリット」について深堀りしていきます。
■メリット② 転職希望先との連絡やスケジュール調整を行ってくれる
転職エージェントに頼らず自力で転職活動をする場合、求人サイトなどを当たって情報収集を行うことが多いかと思います。
この場合、休日や仕事終わりなど自分の空き時間にネットで検索することになるため、確かに自分のペースで進めていくことができるかもしれません。
ただし、希望先が見つかったとしてもその後の具体的な応募のやり取りなども全て自力で進めていかなくてはなりません。
正直なところ、今の仕事を日々こなしていくだけでも毎日なかなか余裕が持てないものです。そもそも「ハードすぎる」「自分の時間がなかなか持てない」など、時間的に余裕が無いことが転職を考え始めたきっかけになっている人も少なくありません。
そんな中、一から自分で希望先とのやり取りを行っていくのはかなり骨の折れることです。
一度連絡を取ったらそれで終わりというわけではなく、応募してから返事を待って、次のステップに進めたら次は面接の日程を調整しなければならないなど、そのやり取りは複数回に及びます。
メールでのやり取りにしても、先方を待たせず返信しなければならないし、電話の場合は日中に行わなくてはなりません。勤務時間中に上手く時間をみつけて行うのはとても大変なのです。
そのせいか、多忙な中でのスケジュールのやり繰りに途中で心が折れてしまい、転職活動が結局先延ばしになってしまう例も珍しくはないようです。
しかし転職エージェントを通せば、このようなやり取りも担当のコンサルタントが代わりに進めてくれるのでとてもスムーズです。
その分、面接対策などじっくり時間をかけて考えるべきことに時間を使うことができるようにもなります。
■メリット③ 転職条件の交渉なども行ってくれる
新しい職場で実際に働き始める前に、事前に職場見学もできる限りしておきたいものです。
新しい環境でのシミュレーションをしておくことができますし、現場を見ることで出てくる具体的な疑問点などもその場で質問することができれば、より安心して新しい職場に飛び込むこともできます。
もちろん転職先から見学の案内が来ることもありますが、こちらから「見学させてほしい」というアクションを起こさなくてはならない場合も、担当のコンサルタントがその旨を打診してくれます。
また、内定をもらえた後は給与や待遇面などの具体的な条件の交渉が行われます。
介護福祉業界に限らず、どんな転職でも大抵の場合、「全てが自分の希望していた通りの条件だった」ということは難しいものです。
「給与は希望通りアップしたけれど、引継ぎなどもあるので入社時期はもう少し調整したい」「この先どのような昇給制度なのかを詳しく聞いておきたい」など、より具体的な要望や問題が出てくるはず。
しかし、「あまり条件を細かく言い過ぎると印象が良くないかな?」「先方から提示された通りにしておいた方が良いのかな?」など、内心遠慮してしまうこともあります。
コンサルタントは、聞きづらいことも「第3者」として間に入って質問や交渉をしてくれる心強い存在です。折り合いがつきそうにない場合でも、少しでもスムーズに進むよう双方の妥協点を見出してくれることもあります。
まとめ
転職活動をする上で、誰もが負担に感じてしまいがちな先方とのやり取りや交渉を引き受けてくれると、それだけで少し肩の荷が下りて一歩前進できるような気がしますよね。
次回(最終回)でも引き続き、転職エージェントを通じて転職するメリットをご紹介していきます。